ポルタメント

昨日、さやかちゃんとの「火屋」のデザインの打ち合わせを終わって、ワックス型が出来るまで本体をお預けすることにしました。
今、作品が手元から離れて、何となく清々しています〜 (^^ゞ
研磨が終わる頃になるとすっかり見飽きてしまい、かといって、手元にある以上、いじましく眺め暮して、本当に飽き飽きしてしまうものですから。今月いっぱいお預けしますから、今度戻ってくる頃には少し新鮮な思いで最後の仕上げに邁進できるのではないかしら?
と言うわけで、今日は何もしないで笛のお稽古でした。「五郎」は終わって、次は「娘道成寺」なんですけれど、その前に抒情歌「青葉の笛」を、と言うことで一昨日からお稽古を始めた所です。
「青葉の笛」って、平敦盛のお話。「一の谷の戦破れ 討たれし平家の公達哀れ…」と始まる歌詞です。まぁ、長唄に比べれば楽といえば楽なんですけれど、前奏の部分にポルタメントという奏法が一ヶ所あって、それが眼目なのですけれど、すっかりてこずっています。ポルタメントとは「ある音から別の音に移る際に、滑らかに徐々に音程を変えながら移る演奏技法」で、笛の場合は「徐々に指孔を拡げる」ことでふにゃーんと音程を変えるのですけれど、これがまぁ、うまくいかない! 滑らかに2音を移行するというよりも、間に半音が入って3音になってしまっているわけで。ま、次のお稽古日まで2週間あるから、ひたすら練習なんですけれど〜大変なこっちゃ…