六本調子の篠笛

先日、知人から六本調子の篠笛を頂戴しました。その知人のお父様がかつて篠笛をなさっていて、六本調子の篠笛を新調なさって間もなく体調を崩され、そのままほとんど使わずに仕舞いこんでいた笛だから、良かったら使って欲しいとのことで、ありがたく頂戴いたしました。
「喜月」と言う銘が入っています。
私が今使っている笛は「蜻蛉」という銘の七本調子、ロ長調に調律されている笛で、今度の六本調子というのは変ロ長調の調律です。その分、全長が2センチほど長いし、指穴の間隔の4ミリ程度広く出来ています。
まぁ、勝手が悪いこと… 横に構えて吹く笛ですから目で穴の位置を確認するわけには行きません。指が七本調子の間隔に慣れていますから、穴を押さえ損なってしまう。あら、変な音だ! と、その連続。ま、そのうち慣れて吹けるようになるかもしれないと、家で復習を兼ねて今まで習った曲を、ボツボツ吹いています。
七本調子の方は、お稽古で只今「老松」と言う長唄をやっています。馴染みのない曲でしたから、友人にお借りしたCDから必要な部分だけをコピーしてそれを車の中で聞いたり、先生のお手本をPCに入れてPCの前で吹いたりと、悪戦苦闘中です。
次第に息が続くようになって、指定の息継ぎの部分まで音が続けられるようになって来ました。と言うよりも、余り力みかえって吹かなくても音が出るようになって、ケチケチと少しの息で音が出るようになったということでしょう。
ま、今は楽しくてしょうがない。相変わらず、笛を吹き始めるとマルは避難しますけれど。(^^ゞ
まぁ、上手になるのと寿命が尽きるのと、どっちが早い? ってなもんですけれどね〜♪