鶯 見たーー!

このところ、朝、6時過ぎにマルを連れて30分ほど散歩をしています。何で朝の6時に? というと、7時頃になると山の上の住人たちが車でご出勤。道の途中でその車に出くわすと、マルは必死に道の真ん中を我が家目指して逃げ帰ろうとするのです。そんなおバカ猫は全くの所通行の妨げになっちゃうわけで、みなさまのお忙しい出勤時間のお邪魔にならないようにということです。
で、先日、やはり6時に家を出て、まぁ、猫の散歩ですから途中でみち草を食いながらのんびりボチボチ歩いていると、鶯の鳴き音があたりに響いて。まるですぐ耳元で鳴いているようです。いつも、その姿を探すのですが、未だに見たことはありませんでした。
で、散歩道の終点、どこかの会社の保養所になっている別荘、その脇に裏山の畑に向かっての傾斜地があり、そこに何の木かは分かりませんが一本の落葉樹が生えていて、枝先に小さく新芽が芽吹き始めていました。その木の一番上に伸びる枝に、なんと鶯が〜〜
どうして鶯だとわかったのかと言うと、逆光でシルエットになっており色はさっぱり分からないけれど、ホーホケキョと鳴く時に、ホーと鳴くときお腹が震えながら膨らんで、ホケキョの時にはそのリズムに合わせて尾羽がピコピコ動くのです。
しばらく眺めていましたけれど、鳴くたびにその声とシルエットの動きとがぴったり一致している! やっぱり鶯に違いない!
すごい! 生まれて始めて鳴いている鶯の姿を見たーー!! なんだかすっかり幸せな気分になっちゃいました。今日はきっと良い日にちがいない!
そのうちに鶯は一直線に素早く飛び去り、けれども声だけはいつまでも高く澄み切って響いていましたっけ。