研究会

昨日は、一昨日21日から始まった日本伝統工芸展の諸工芸部会の研究会でした。今年初めて出品して残念な結果に終わってしまった宇都宮からウチのお教室に通っているTさんが研究会に出てみたいと言うので、三越の会場で待ち合わせて二人で研究会に行って来ました。
私はしばらくぶりの参加。何しろ、伝統工芸展が始まると東京展が終わった翌日には名古屋展の搬入・飾りつけ、1週間後には搬出・片付けと2日に渡って名古屋へ行かなければなりませんから、その上東京まで出かけるのはちょっとね〜とばかりにサボりまくって、ひょっとしたら20年ぶりくらいかも… (^^ゞ
でも、Tさんも初めての研究会に見知った人もなくひとりでの参加というのは心細いだろうし、ま、一緒に行けば東京支部の方にも紹介できるし、と言うことで出かけたわけです。
まぁ、雨女の私が出かけるのですから、東京は土砂降りで…
東京駅から三越までは仕方がないのでタクシーで。会場に着いたら、丁度三島の佐野美術館の学芸グループ長さんも会場にいらっしゃって、あら、クキサン、おひさしぶり〜 って。彼女は今年人形部会の審査委員をなさっていて、人形部会も研究会だとのこと。で、しばらく立ち話。
それからTさんと落ち合って東上野の研究会場へ。
研究会ではプロジェクターを使って、いくつかのピックアップした作品の写真を写しながら審査委員の先生方が批評をしてくださると言うスタイルでした。Tさんの作品もかなり的確なご指導をいただいて、また、私の作品に関しては、審査委員長をなさった茨城県陶芸美術館の館長さんが受賞候補に上げても良かったと褒めてくださって(結局は候補にも上がらなかったのですけどね。)部会長からも、尾張七宝の正統を継ぐものだ、と過分なお褒めをいただきました。
研究会が終わってから、個人的に監審査の先生がたにそれぞれ、ねこじゃらしの合子を作りましたTさんです、今年は選外でしたけれど今後とも頑張りますのでよろしくお引き回しをお願いいたします、とご紹介したところ、あ、あの作品、覚えていますよ。とても綺麗に研磨してありましたね、とお声をかけていただき、彼女も感激していました。
彼女共々私にとってもいいお勉強になりました。余り無精していないでたまに出てくるのも悪くはないなぁ、と、日頃の出不精をちょっと反省…
それからTさんと東京駅でお茶して、帰り着いたのが夜9時。楽しかったけれど、ま、それにしてもやはり疲れますよ。としだなぁ… (^^ゞ