カモシカの雨宿り?!

昨日は菊川の陶芸教室でした。行く途中、焼津で額縁屋さんに立ち寄り、生徒さんの作品やら私のやらを4枚ほど額装してもらいました。(来月は朝日カルチャーやら近所の公民館やらで軒並み展示会があるのです。)
額装が出来るのを待っているうちに突然大きな音で雷が鳴り響き、あっという間の豪雨。30分後くらいに出来上がって外に出た頃には額縁屋さんの前の道には数センチほどの深さで水が流れていて、車に乗り込むだけでびしょ濡れ… 後で聞いたら焼津には警戒警報が出たとのことでした。
それから菊川に向かって、でも焼津を出る頃にはそれほどの雨脚ではなくなりましたが。
で、陶芸教室。一輪挿しを一つ、ロクロを回して完成した頃、お、カモシカがいるぞ、と先生の声が聞こえ、そっと外に出てみると、もう使わなくなった登り窯の上で腹ばいになって雨宿りしているカモシカ
少し近づいてみると、カモシカも警戒したのでしょう、窯の上で立ち上がりました。割と小さいんだ〜 顔はそれにしてはでかい。ピンと立った耳と耳の間に小さな角が二本ちょこんと生えて。ウシ科だというけれど、やっぱりネェ、そんな感じだわ。じっと警戒してこちらを見ています。足はすらりと細くて長いの。そういえば「カモシカのような足」と言う表現があるなぁ、なんて、ちょっと感動。
とっ捕まえて食うか、鴨より旨い鹿だからカモシカっていうんだぞ。ジビエ料理だな、と先生。いかにもその声に反応したかのように、窯の上から飛び降りてカモシカは茶畑の方に姿を消しました。ほら、食っちまうなんていうから逃げちゃったじゃないの〜 なんて、みんな口々に。
実物見るのは始めてでした。カメラ、持ってくればよかったわ。なかなか可愛い顔をしていましたっけ。
先生によれば、時々出没しているのだそうです。梅の木の葉っぱを食べていたりするんですって。折角静かに雨宿りしていたのに、また雨の中に逃げ出して、気の毒なことしちゃったわ。でも、その頃は雨も上がりかけでしたから勘弁してよね。
先生のお宅は片側が広がる茶畑、反対側は竹やぶで、近くに人家はありませんから、時々イノシシの足跡なんかついてたりするらしいのです。それにしてもこんな所まで下りてくるというのは、山に食料がないってことかしらね? 時々街中でのいろんな野生動物の目撃情報がニュースになっていたりしますけれど、動物たちの生息環境も変わってきていると言うことかもしれませんね。