NHKドキュメンタリー

いつもは9時には寝床にもぐり込んでしまうのですが、夕べはNHKドキュメンタリー「憲法70年 平和憲法はこうして生まれた」を見てしまいました。
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昭和天皇実録」などの公開で浮かび上がった新事実。それは昭和天皇が敗戦直後の昭和20年9月4日、勅語で「平和国家の確立」を明らかにし、憲法改正の調査を命じていたことである。
さらに幣原喜重郎首相が戦争放棄マッカーサーに提唱。GHQは戦力不保持の草案を作成する。しかし、GHQ草案の条文に「平和」の文字はなかった。では、どこから来たのかー。
番組では、近年、発掘された新たな資料をもとに、日本国憲法が誕生していく1年8か月を描く。
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と、これはNHKのサイトからの引用です。大変興味深く見入ってしまいました。後ろ向きにめそめそと戦争放棄を記述するのではなく、もっと前向きに平和を希求する姿勢を示すべきではないのかと、当時の委員会に属する14人の議員たちの熱い議論。
平和憲法GHQから与えられたお仕着せ憲法であると言う主張が昨今なされている所もあるのですが、その視点は果たして正しいのだろうかと、考えさせられる部分が沢山ありました。

アメリカのトランプ大統領に象徴される自国第一主義テロリズム北朝鮮問題やら、中国問題、と様々な問題を抱える昨今、火種は山積して入るわけですけれど、やはり「ドンキホーテ的外交」に走らず、粘り強く辛抱強く平和を希求すると言うことが何より大切なのではないだろうかと改めて考えさせられました。