火がつかない!

ゆうべ、晩御飯の用意をしようとしたら、コンロの火がつかない! しばらくうろうろしていたのだけれど、これはきっと電池切れだと気が付いた。電池交換しようと買い置きの電池を入れてある箱をのぞいたら、たまたま単1の電池の買い置きがない。いいや、マッチで火をつければ、と思って、仏壇用のマッチを持ってきて、スイッチを押しながらマッチで火をつけた。…点かない… え? このコンロ、電池交換しないと火が点けられないんだ?

そっかー いろいろと機能満載なんだから、電池以外では着火できない、そういう構造になっているんだ… 仕方がないから近所のコンビニへ出かけて単1電池を買ってきて、事なきを得たのだけれど。

確かに、便利な機能はいっぱいついている。ご飯も炊けるし揚げ物の温度設定もできる。焦げ付き防止機能もついている。でもねぇ、「大きなお世話」も盛りだくさんなのよ。

すべての火口にセンサーがついているから、「おいおい、何でここで急に火が細くなるのよ~ もうちょっとの間強火でいてほしいのに!」ってことはしょっちゅうだし、だいたい焼きナスができない。ナスの皮が焦げるまで火に当てることができないのだ。

おかげで、このコンロにしてから焼きナスにありついていない! 皆さんはどうやって焼きナスを作っているのだろう? と、一度検索したことがある。げ! フライパンで油を敷いて焼くのか~ そりゃ、焼きナスじゃないだろう? 焼きナスは皮が真っ黒に焦げるまで焼いて、あっちっち~と言いながら皮を剥くものだよ。ナスの肌にもうっすらと茶色の焦げ目がついて、香ばしい香りが漂う。それこそが焼きナス!

だから、コンロを新しくしてからこの数年、焼きナスにはありついていないし、ナスの季節になると何か方法がないのだろうか? と考え込んでしまう。

世の中、どんどん安全で便利という方向に傾いて行って、それはそれでありがたいことなのかもしれないけれど、全て「お仕着せ」ってのもどうなんだろう? すべてのことに「自分の裁量」が通用しない時代なのである。

さて、今日は電池の買い置きにでも行って来よう。