猫の爪

今朝5時半ころ、夜遊びから戻ってきたしょうちゃんは草の実まみれ。

あらあら、取ってあげるからここに来なさい。ほおっておくと家中草の実まみれになっちまう。で、なでるふりをしながら背中やおなか、足にくっついている草の実を取る。勿論、眼鏡なしだから手探りである。

まぁ、顔にまでくっつけて… ちょうど向かって左の眼の1センチくらい上、つまり額のあたりにくっついている白っぽい草の実。ん? 何だかしぶとくくっついているわねぇ、取れないよ。

しょうちゃんは嫌がって逃げようとする。ちょっと待ってよ、取らなきゃ気持ち悪いでしょ? 一緒に毛まで引っ張ってるのかしら? で、眼鏡の登場である。

よく見たら、こりゃぁ草の実ではない、猫の爪だ~ あらら、喧嘩したんだ?

猫の爪はちょうど鉛筆のキャップを何重にも重ねているような形状になっていて、古くなると上から順に剥がれ落ちるのだと聞いたことがある。だから時々爪とぎ器のまわりに剥がれ落ちた猫の爪が落っこちているのだけれど…

で、仕方がない、とげ抜きで抜いてやった。見ると抜いた爪は本当に鉛筆のキャップみたい。皮膚に2ミリくらい食い込んでいたようだ。抜いた後には消毒液を綿棒につけてちょんちょん。だって、ここが膿んだりしたらあなた、お岩さんよ~

猫の爪や牙は、やっぱり汚いし、つい先週もじゃれついて相手になっていたら急に頭に血が上ったみたいで噛みつかれ、腫れちゃって外科のお世話になったばかりだもの。私の場合は保険が効くけど、あんた、無保険者だよ!

多分、しょうちゃんは早く親離れをさせられた猫なのだろうと思う。十分に親元で他の兄弟猫などとじゃれあって暮らしていれば、甘噛みを覚えるはずだもの。で、この甘噛みを覚えさせるのは私の役目なのだろうと、このところ格闘中である。

先週噛まれたときに、痛い! と、大げさに騒いで「見てよ~血が出ちゃったじゃないの!」と傷口を鼻先に突き付けてやったのだけれど、それ以来、やっぱり少し反省したらしく、痛い! というとすぐに離すようにはなってきた。甘噛みを覚えるまではもう少しである。

やっぱり、猫も教育が大事よね。私よりも長生きしてしまう可能性だってある猫なんだから、私がいなくなっても誰かに可愛がられるようにしつけておかないと~ ^^);