懲りたの?

昨日、ヒメは私が起床した朝5時に、待ちかねたように外出の催促。

「お散歩はまだよ。お日様が出てからね。」と言ったってなんだって、リビングのドアに鼻をくっつけて鳴き続け… 「じゃぁ、一人で行ってきてよ。お日様が出たら改めて連れて行ってあげるから、お早いお帰り!」と、根負けして出してやった。

で、帰ってきたのは7時過ぎ。日が差すとお散歩だというスリコミは完了しているから帰宅時間はお日様と共に正確なものである。私の顔を見ながら催促が激しい。で、仕方がない、連れ出すか。

それからいつもの山道へ出かけ4~50分の散歩。相変わらずの木登り、追いかけても捕まるわけがない小鳥を追い回し、と、大活躍。

さて、帰りましょ! と、帰り道。家の近所まで来たら、あら、消えた!

まぁ、しょうがない、お腹が空けば帰ってくるだろう。

ところが帰ってこない。昼を過ぎても夕方になっても帰ってこない。あらま…

そのうちに、暗くなっていつもウチに餌をもらいにやってくるオスの野良猫の福ちゃんがやってきた。ヒメは福ちゃんが大の苦手である。何しろデカイ。多分ヒメの倍以上ではないかと思われるデブ猫である。(ま、こんなデブにしちゃったのは調子よく餌を与え続けた私の所為かもしれないのだが…) それがヒメを追いかけるのだ。見ていると本気に喧嘩を売っているわけではないと思うのだが、やはりヒメは迫力負けをするらしく、福ちゃんを見ただけで逃げかえる。

「ね、福ちゃん、そろそろヒメが帰ってくるのだから、早く食べて早く帰ってね。」と餌を与え、ところが福ちゃんもヒメより以前から私から餌をもらい続けているので、ノラとも思えない鷹揚さでゆっくりと食事を続ける。

で、ゆっくり食べ終わって、やっと帰った。時間は夜8時前。あれま、ヒメは餌も食べずに朝から出ずっぱりじゃないの。仕方がない、迎えに行くか、と、懐中電灯を片手に空き地を通り抜け、言いなり地蔵さんのあたりでヒメ~~と一声呼んでみた。次の瞬間、道端の藪の中からにゃぁ~~~とヒメが顔を出し… 今度は鳴き鳴きいやに素直にご帰還。帰宅後はまるでこっちがノラみたいに餌をがっついて。

で、今朝。相変わらずの散歩を1時間。拍子抜けするほど素直に一緒に帰ってきて、今は日当たりのいい窓辺でお昼寝中。夕方から雨だというし、今のうちに遊んで来たら?と言うのだけれど出かける様子は全くない。あれま、もしかしたら昨日は福ちゃんと鉢合わせして帰るに帰れなかったのかも。それで懲りたのかしら??

 

ヒメの散歩の終点の原っぱ、今朝はいっぱい土筆が生えだしていました。春ですねぇ。