三屋清左衛門残日録

BSフジで、三屋清左衛門残日録を放映していました。ついつい土日共に見てしまいました。藤沢周平の原作です。主演は北大路欣也

この作品は昔、NHKが仲代達也主演で放送していましたっけ。

藤沢周平の原作が刊行されて間もなく、ある人からこの本を贈られました。その方は私より20歳ほど年上で、ちょうど還暦前後のお年だったのだと思います。私は40代。とても面白く読んだのですが、やはりその年代ではイマイチわからないところが多かったのだと思います。

今になってみると、60代と言えばまだまだ気力がありながら、時にふと自分の中に老いの影を見てしまう年頃なのだと今になって実感するのですよね。私にこの本を贈ってくださった方もそういう気分を伝えたかったのだろうと。まぁ、今の私は71歳。老いの影どころか老いの実感ばかりなのですけれど。^^);

時に昔の友の病を知らされたり、訃報が舞い込んだりするわけで、まだまだ老いの影も死の影も実感することのない40代にはやはり遠い先の出来事、我が身に引き付けて感じるなんてことは無理なのでしょう。

この作品は近頃の時代劇と称する「ちょんまげを付けた現代劇」とは違って、楽しめました。昔はNHKで、よく藤沢周平の原作の時代劇がありました。「蝉しぐれ」とか「風の果て」など、今でも時にDVDで見たりもします。

時代劇とは、役者の所作やら時代考証やらとハードルが高いものですから、今風の人気タレントものはあまり見ませんけれど。ま、それも私自身が骨董品みたいなものだからでしょうねぇ。^^);

 

昨日はご近所さんから採りたての里芋、新ごぼうをいただいて、ありがたく早速煮物やら豚汁にしていただきました。里芋もねっとりしていておいしかったし、新ごぼうの香りが良くて。今日はやはり採りたての生落花生の塩ゆでをいただき、また和ちゃんの所には釣りたてのカマスが届き、小さいカマスなので背開きにして天ぷらにするといいと言われたけど、さばいて~~と。

10匹ほどをさばくのに悪戦苦闘でした。出刃包丁、研がなくっちゃ~~ で、おすそ分けに頂いた分、小さなものは天ぷら、大きめのものは塩を打って干物にいたしました。干物は明日の朝のおかず! 和ちゃんには里芋・ごぼう・塩ゆで落花生をおすそ分け。

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背開きしたカマス

和ちゃんと「二人とも何となく頂き物で暮らしているような~~」と大笑いでした ^^);

それにしてもありがたいことです。