赤紫蘇

昨日はJAの直売所で赤紫蘇を買ってきました。で、帰宅後すぐに赤紫蘇を洗って塩もみ。しっかりあく出しをして紫蘇球を作って梅漬けに入れて、後は梅雨明けを待つばかり!

昔、母が「梅漬けの色が悪い年はロクなことが起こらない…」と、よく言っていましたから、縁起を担ぐわけでもないけれど、赤紫蘇はなるべく新鮮なものを選んで新鮮なうちにさっさと付け込んでしまわなければ~ 何しろ今年は節分明けの日のヒメの大怪我、手術から始まって、私の作品は挫折でしょう? その後生徒さんたちからも次々とトラブルの報告、直し方の相談、と、大騒動の連続で、今までろくなことはなかったのだから、今年は特に丁寧に漬けこまなくっちゃ~ 厄払いだものね!

一昨日は生徒さんの作品、やっと仕上げが終わって覆輪かけに発送。その荷物の中に板厚の薄さに対してのクレームの手紙も入れて一段落。クレームの手紙を書くのに一ヶ月かかってしまった。喧嘩状を書くわけじゃありませんから、感情的にならないように理詰めに、板厚の必要性について書いたのだけれど、わかっていただけると良いのですが。

何しろ、今回は私だけじゃなく、素地を作ってもらった3人が3人とも、似たような災難(としか言いようもない…)トラブル続きでしたから。でも、まぁ、私以外は何とか出品にまで漕ぎつけられそうですから、良かった~~!

ま、後はすでにこちらの手を離れたわけで、切り替えて先方さんの出方を見るだけです。なんだかやっとさっぱりしました。

私たちの仕事は、出来上がった素地がスタートですから、そこで躓いたらどうにもなりませんもの。改めて私の仕事は亡くなった先代さんのスピーニング技術の高さに支えられていたということをしみじみと感じました。

今朝覗いたら、梅漬けの桶の中の梅酢は、奇麗な赤紫に発色していて、ちょっと嬉しくなっちゃいました。漬け込んである梅も柔らかくふっくらしていましたから、厄払い、完了かなぁ?