誤送金

この所、よそ様からの相談事が続いて、ちょっとジタバタしていました。

その間、ヒメの夜遊び・外泊もあって、それが大雨の日… 多分、昼間、止めるのも聞かず小雨の中外に出かけて大雨に遭遇し帰るに帰れず、どこか山の中で雨宿りしながら一晩を明かしたということなのでしょう。まぁ、若いって仕方のないことだなぁ… 子猫じゃあるまいし、ましてやありったけの小心者、心配することもないと思いはするのですが、それはそれ、「親馬鹿ちゃんりん」 やっぱり心配で夜中に眼を覚ましちゃったり。我ながら馬鹿だなぁ~と思いつつ、です。 ^^);

話は変わるのですが、山口県阿武町の誤送金問題。要するに国からの生活困窮者(市県民税を免除されている人)への臨時特別給付金(10万円)の合計4600万円余りを、間違えて一人に送ってしまい返還要請しても「使ってしまったので返還できない」と拒否されたという話なのですが、その人が逮捕されたのだそうです。容疑は電子計算機使用詐欺だそうで。

24歳男性ですから実名報道がなされているのですが…

まぁ、本人にとって勿論訳の分からない送金がなされたわけですから、誤送金だということは一目瞭然の話で後日返還請求が来るのは明々白々なことですから、それをさっさと移動させてしまったことは犯罪性を問われても仕方がない、ましてや海外カジノで使っちゃうなんてことは考えられない、と、それは確かなことなのだけれど、阿武町会計課のミスで犯罪者が一人増えたともいえる… そもそも24歳で無職ですからねぇ、「しめた!」と思ったのでしょう。もしかしたら、カジノで大儲けすれば返しても余る、と馬鹿な妄想に取りつかれたのかも?

阿武町の誤送金そのものは、とても罪深い。そもそもは残高600円ほどの通帳に特別給付金の10万円が振り込まれ、ほっとひといきついてやれやれ牛丼でも食べに行こうか、パチンコにでも行こうかというくらいのことで終わった話なのだろうと思うのですけれど、たまたま大金を誤送金された彼は犯罪者となり、24歳で4600万円の借金を背負ったことになる。

「しめた! ラッキー!」と思ってしまうという風潮は世間には蔓延しているのだけれど、そこで理性的に踏みとどまれない24歳というのは何なんだ? 

送金するときに、国庫の金なのだから間違いがないのかと慎重に見直すべき作業を怠ったとしか思えない会計課職員とは、いったい何なんだ?

4600万円の振り込みに疑問を感じて役場に確認しなかった銀行って?

いずれにせよ感じるのは腹立たしさばかりで、全く疲れちゃうわ… この「春バテ」の最中に、いい加減にしてよ!