いずれあやめかかきつばた

いずれ菖蒲(あやめ)か杜若って言葉があります、甲乙つけ難しということでしょうかしら?
ま、あやめ・はなしょうぶ・かきつばた、これはどれもアヤメ科なのだそうで、まことにどれがどれやらわかりゃしない。その点、菖蒲湯に使う菖蒲はアヤメ科ではなくてさといも目ショウブ科なのだそうで、こちらはがまの穂みたいな花なのだそうで、菖蒲や杜若とは葉こそ似ていますが全く違うものらしいのです。

一昨日、菊川へ行ったときに、成毛氏の家の庭に咲いていた花。これはあやめ? それとも花ショウブ? かきつばたなのかしら? と… 結局何人かで額を寄せ集めてみたけれど結論は出ず。
ま、いいきっかけだからちょっと調べてみようかしら?
あやめもショウブも漢字で書くとどちらも「菖蒲」なのだから、やはり花も紛らわしいというわけで。
で、ネットで色々調べてみたのですが、色々違いがあるらしいのです。
まず、咲く場所。アヤメは畑などの乾燥地であるのに対して、花ショウブは乾燥地、湿地のどちらでも良い、しかしカキツバタは水辺の湿地帯で咲くのだそうです。
次に草丈。花ショウブが一番背が高く、次がカキツバタ。あやめは一番背が低い。
そして花の大きさ、花ショウブが一番大きい。カキツバタは中輪、アヤメは小輪なのだそうです。
でもこれじゃ分かり難いなぁ…
で、さらに読み進めると、一番判別しやすい部分は花弁の根元の模様なのだそうです。
花菖蒲が黄色の目型模様、あやめが網目模様、杜若が白の目型模様なのだそうで、ほぉ〜〜知らなかった〜 今度、チャンスがあれば見てみよう〜
つまり、花弁の根元の模様が一番複雑なのが「あやめ」、黄色の目型が花ショウブ、すっきりと白い目型ならばカキツバタってことで。成毛氏の庭の花は、花ショウブだった! ちょっとすっきり〜〜
私のほうは、先週、笛のお稽古で「あやめ浴衣」という長唄、やっと上がりになりました。今度は「風流船揃」という長唄が始まり、悪戦苦闘中です!