初秋の便り

時折小糠雨が降っていましたが、小さな折り畳み傘を持って朝のお散歩。いつものコースだったのですけれど、道の脇から山へ分け入る、まことに細い農道を見つけてちょっとそちらの方に足を延ばしてみました。多分この先にミカン畑があるのでしょう。

しばらく上ると道の脇にヒガンバナが1輪だけ咲いていました。その周りには数本のつぼみ。やはり初秋。小糠雨に打たれて、それでも、凛とあたりを払うような鮮やかな朱色が、すっくり立ち上がって。季節は鮮やかに移り変わって行くわけで。

思わず3輪ほど失敬して来ちゃいました。今年も何とか夏を生き延びましたよと、仏さまにお供えしよう~~

 

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小糠雨は降り続いています。目の前の窓の向こうに広がる、手入れする人がいなくなって荒れ果てた畑も、間もなく点々とこの鮮やかな朱色が彩るのでしょう。