3日前の夜、突然に現れた黒猫。
メスで、かなり若い。大人になりかけみたいな感じ。雨の中、濡れてやってきたので可哀そうになって缶詰の餌をやった。以来、出ていかない… まるでずっとこの家にいたような顔をして落ち着き払って、夜になるとベッドに飛び乗り、今朝なんか、私のほっぺたに自分のほっぺたをくっつけて寝ていた。
こりゃぁ野良じゃない、多分飼い猫だ、それも相当可愛がられて育った猫だ。飼い主はさぞや心配しているだろう。
で、写真を撮って、近所の獣医さんやら猫好きの人たちに迷い猫を預かっていますので、お心当たりの方はお電話ください、とバラまいてきた。
翔太にそっくりの黒猫である。首元にちょろっと生えている白い毛もそっくり。ただ、雌猫だから翔太でもあるまいと、呼び名がないと不便だからとりあえず「翔子」と名付け、「しょこちゃん」と呼んでいる。外に遊びに出たりするのだが、しょこちゃん!と呼ぶとにゃぁと返事しながら戻ってくる。なんじゃろねー
早く元の飼い主が申し出てくれるといいのだけれど、日が経つと情が移っちゃう。私も来年早々には70歳。猫だって15~6年は生きるのだから、死ぬまで面倒を見られるかどうかわからないもの。下手をすると罪作りだわ。などと思いつつ、久しぶりの猫との生活を楽しんでいる自分がいる。それも困ったものだ…