なんじゃろねーー

このところ、いわゆる情報番組、ワイドショーの類は、日馬富士の暴行事件で連日大盛況である。私は賑やかしに、一日中見るわけでもないTVをつけっぱなしにしているので、食傷気味なのだけれど。

最初のうちは、20代、30代の血気盛んな若者たち、そりゃ喧嘩もするでしょうよ、死んだの大怪我したのというほどのものじゃなし、内内にケリがつかなかったのかしら? 貴乃花親方も何だか意固地になっちゃってね~ 位の受け止めだったんだけれど、昨日の結びの一番を見て、ちょっと考えが変わっちゃった。

白鳳の抗議… あれは見苦しかったと思う。ちょっと~しつこく何やってんのよ? 周りにいる審判、誰かが叱りつけて土俵に戻してもいいのに… この行儀の悪さに指導はないの?

と思っているうちに、あれ? これってひょっとして暴行事件の根底をなすものかしら? と思ったわけだ。

日本人にとっての相撲はスポーツではないという観点がある。だからこそ、横綱の品格も取りざたされるわけだ。そうこう言っているうちに、相撲界はモンゴル勢が勢いづいて、上位はほとんどモンゴル勢に占められる状態となり、やはりモンゴル相撲、スポーツとして勝ちへのこだわりが強くなってくるし、行儀も悪くなってくるわけだ。勝てば官軍。文句あるか?

なんかねぇ、そう思い当たると、今回の暴行事件もその様相は変わってくるし、貴乃花親方のあのかたくなさもわからないわけではない。これは文化と文化の戦いなのかもしれないのだから。

さて、相撲協会貴乃花親方、日馬富士、白鳳、いったいどういう決着を見るやら… ま、なんじゃろねーという思いに変わりはないのだけれど。