クマンバチ

試し焼きの植線をしていたら窓のあたりから何やらブンブンと耳障りな音がひっきりなしに響いてきた。
振り返ってみると… あらら珍しい、クマンバチだわ。どこからか入り込んで出られなくなったらしく、ガラス窓に頭をくっつけて2センチほどの体長のクマンバチが大騒ぎをしている。
スズメバチほど恐ろしくはないけれど、これだって刺されたら腫れ上がる…と、これは子供のころの記憶だ。お転婆娘だった私は足長バチにも刺されたし、クマンバチに刺されたこともある。大泣きしたっけ…
で、出してやろうと窓を開けても相変わらず窓ガラスに頭をくっつけてジタバタしているだけだ。さて困った。脳みそちっこいから開いてる窓がわからないんだ… そこで紙袋を上からかぶせて捕獲し、外へ出してやった。青空に黒い体が点のようになって一直線に飛んでいったっけ。
そろそろみかんの花も咲き始める頃よ。見下ろせばあちこちの玄関先もガーデニングの花盛り。一杯蜜を吸って花粉を集めて巣にお帰り!