昔の生徒さん

今日、昼前に電話がかかって来ました。
「九鬼先生のお宅でしょうか?」
「はい、九鬼でございますが・・・」
「覚えていらっしゃるでしょうか? 私、何十年も前のことですが藤沢で七宝を教えていただいたYでございます。」
「あ! Yさん? あらまぁお懐かしい〜 お元気でいらっしゃいました?」 すぐに思い出しました〜
もう2〜30年も前になりますけれど、しばらくの間、神奈川県の藤沢市で七宝を教えていたことがあるのです。東京での私の講座を受けられた、藤沢にお住まいのSさんという方が、是非ご自宅でお教室をやって欲しいということで、数年通って教えていたことがあり、Yさんはその時の生徒さんです。まぁ、びっくり〜〜
その時、ご一緒だったFさんとたまたま偶然に病院で出会って、すっかり懐かしくなって電話を下さったとのことでした。
しばらく、当時一緒に七宝をやっていた皆さんの消息やら何やらと懐かしくお喋りいたしました。
あと2ヶ月で90歳になられるそうで、でもお声は全く昔と変わらず若々しくて。
「先生、私、まだ公民館で七宝をやっているんですよ。この間も公民館祭りでアクセサリーですけど、売り物に10点ほど出しました!!」
「あら〜〜うれしいこと! 頑張っていらっしゃるのね〜〜」
「家に炉もあるのですけど、一人でやっているよりは皆さんとお喋りしながらの方が楽しくって。多分、私の健康法になっているようです。」
「そうよね〜 他人様と会ってお喋りすることは大切ですもんね。なによりです! それだからお声もそんなに若々しくていらっしゃるのね〜 私もそれを伺ってうれしいわ!!」
そんなこんなしばらくお喋りして。
はるか昔のことですけれど、つい昨日のことのように、Yさんのお顔を思い出して。
ほんの数年のお付き合いだったのに、懐かしく思い出していただけて、とてもうれしいお電話でした。