旧暦の月の呼び名

東の空に綺麗な月が出ています。明日が十五夜。今日は待宵月(まちよいづき)だそうです。明日の十五夜を心待ちに待つ日の宵頃に出る月という意味でしょうかしら?

旧暦の月の呼び名を少し調べて見ました。
月の名前の後ろについている(数字)が旧暦の日付です。

(月の名)  
朔(さく) (1)
二日月(ふつかづき)(2)
既朔(きさく)(2)
三日月(みかづき) (3)
眉月(まゆづき) (3)
上弦の月(じょうげん)(7)
弓張月(ゆみはりづき)(7)
夕月(ゆうづき)(1-7)
九夜月(くやづき)(9)
十三夜月 (じゅうさんやづき)(13)
小望月(こもちづき) (14)
待宵月(まちよいづき)(14)
宵月(よいづき) (14-22)
十五夜(じゅうごや)(15)
望月(もちづき) (15)
十六夜月(いざよいづき) (16)
立待月(たちまちづき) (17)
居待月(ゐまちづき) (18)
寝待月(ねまちづき) (19)
更待月 (さらまちづき) (20)
下弦の月(かげん)(23)
弓張月(ゆみはりづき) (23)
十六夜月(にじゅうろくやづき) (26)
眉月(まゆづき) (26)
有明月(ありあけづき) (23-28)
暁月(ぎょうげつ) (29-30)
晦日月(みそかづき) (30)

それぞれの月名は、和歌などに頻繁に出てきますから聞いたことがあるのですが、旧暦の日付とどのように対応しているのかはさっぱりわかっていませんでした… 普段私たちが使っているのは当然新暦太陽暦グレゴリオ暦)ですからこの呼び名と日付けは対応していませんけれど。でも、いかにも美しい呼び名ですねぇ。

以前、浅田次郎の短編「西向く侍」で、太陰暦から一挙に太陽暦に切り替わった時代の騒動話を大変面白く読んだのが訳もなく思い出されます。

明日はお月様にお団子でもお供えしようかしら?