年越し蕎麦

墓参りの後、お寺さんに暮のご挨拶を済ませての帰り道、近くの蕎麦屋に立ち寄りました。亭主の実家近くの昔からの蕎麦屋です。お姑さんが大好きなお蕎麦屋さんでしたっけ。
まぁ一日早いけれど、年越し蕎麦ってことで・・・
丁度昼時だったために、小さなお店は満席で、こりゃ2〜30分は待たされるかも知れないけれど、ま、いっか〜 とカウンターに陣取って週刊誌なんぞ見ながら・・・ ところが、待てど暮せどさっぱり出てこない。おいおい、30分経っちまった・・・ そろそろ来そうなもんだ・・・
ところがさっぱり出来上がる気配がない。そうこうしているうちに1時間が経過し、腹の虫はすっかり不機嫌に鳴き始める。
たまりかねて、後ろを通った仲居さんに「1時間ほど待っているんだけど、まだ大分かかりそうなの?」とたずねてみた。
「あーー申し訳ございません。次に出ます。」
で、まもなく言葉通り、お盆に載った天婦羅蕎麦が届いた。
カウンターで隣り合わせた男性が、「言って見るもんですね〜 すぐに出ましたね。」
「ほんと! 畑まで蕎麦を取りに出かけたのかと思ったわ〜」
「そうそう、さっき石臼でそば粉を引いていたりしてね。」
と見ず知らずのふたりで大笑いでした。まもなくその男性のもとにも、かき揚げ蕎麦が届き、あ、それも美味しそうですね〜なんて。 (^^ゞ
1時間も待って、食べ終わるのに10分か〜〜と、ちょっと複雑・・・
まァ、細く長くって縁起物、ついでに「辛抱強く」ってのもつけ加えよという仏様のご託宣かも、と、ありがたく頂戴しましたけれど。まァ、来年も細く長く辛抱強く仕事しなくっちゃ〜♪