猫の切れ目が・・・

翔太がいなくなってから早ひと月。縄張りを守ろうとするオス猫がいなくなったせいかしら、入れ替わるように大きな野良のオス猫がやってくるようになった。
まことに不器量な猫である。結構年をとっているのかもしれない。
最初の内はオドオドしていて、盗み食いが見つかると素早く逃げていたのだけれど、最近は逃げなくなった。それどころか、今朝5時頃に目を覚ましてトイレに行くと廊下で待っていた・・・ 我が家には猫の入り口があって、24時間出入り自由なのである。まァ、仕方がない・・・ マルをいじめるわけじゃなし、お腹がいっぱいになると帰るのだから・・・ 
で、一旦は帰った。ところが、である。1時間くらい経った後、またやってきて今度は帰らなくなった。

え? あんた、この家の猫になりたいわけ?
今ではリビングでまったりしているよ・・・ 昔は人に飼われていたのかもしれないね。本当の野良生まれだったらこんなに早くは慣れないもの。まァ、仕方がない、 性格も良さそうだしこれもご縁かもしれない、好きなようにするさ。
但し、ノミだらけにされるんじゃ容易じゃないから、とりあえずブラッシングしてノミ取り薬をつけてやった。多少は器量がよくなったんじゃない?
あーー猫の切れ目がない・・・私って馬鹿だ!!
とりあえず名前は「とらさん」にした。いつもベロが出っ放しになってる。もしかして、と思って口を開けさせて中を見たら犬歯がない。だからベロが出ちゃうんだ。かなり年寄りかも・・・
結局、1時間ほどまったりして、帰って行きました。また気が向いたらおいで〜なーんちゃって・・・
そういえば、昔、よく主人に言われましたっけ。「猫の目で見ると、おまえはきっと化け猫なんだよな。」って・・・ (^^ゞ