元旦、二日とありったけのんびりして、本日は仕事始めのお勉強でした。つまり、今月20日に控えた公開講演会の原稿づくりです。
演題は「工芸としての七宝、その歴史」
つまり、日本の七宝の変遷を、ということです。嘘八百を連ねるわけにはいきませんからねぇ、もう一度きちんと確認しておかないと…
朝9時から鉛筆なめなめ、夕方4時まで。やっと江戸時代が終わったところです。勘違いしていたところもあったり、考古学的に新たに修正されていた部分もあったりで、私としてもいいお勉強でした。
中途半端になっているHPの「日本の七宝史」も暇を見て修正したり書き足したりしなくっちゃ…
昨夜はEテレで高麗屋3代の襲名披露というヤツを見て、新・幸四郎の勧進帳。線が細い感じがしていたのですけれど、まずまず、って感じでした。頑張ったなぁって。
昭和21年に録画されたという、7代目幸四郎、つまり新・幸四郎の曽祖父に当たられる方の勧進帳のDVD、持ってるんですよね。
富樫が15代羽左衛門、義経が6代目菊五郎。さっき、久しぶりに見直しました。モノクロで、しかも画面は時々雨ふり状態なんだけど、それを補って余りあるくらいの大迫力の演技。これと比べちゃかわいそうだよね。だって、生涯に1600回も勧進帳を演じたって方なんですから。やっぱり迫力が大違いだわ。この時の7代目、76歳ですって。もうびっくり~
ま、新・幸四郎も1600回を超えるほど演じれば、この迫力に対抗できるようになるのかもしれないし、それを祈りましょうか。