散歩

マルとの散歩は、7月以来ひと夏続いています。毎日朝夕に散歩を続けていると季節の移り変わりが良く見えるようです。
7月の歩き始めの頃は、途中に生えている大きな桜の木に這い上がった葛の赤紫色の花が、点々と道端に落ちていましたっけ。その先の、斜面になっている空き地はやぶからしが覆い隠して、やぶからしの花には沢山のアゲハチョウが群がっていましたし、辺りにはアブラゼミクマゼミの声が響き渡っていました。
で、突然のように夏が終わって秋の気配が漂い始めたとたんにセミの声はミンミンゼミやツクツクホウシに変わり、斜面には朝顔の花が… あ、やっぱり朝顔って秋の季語なんだなぁ、なんて。
 
マルの動きもすっかり活発になり、なかなか帰ろうとしなくなりました。道の途中にいるセミ野良猫(ご近所のNさんのところでエサだけはもらっているようです。)は、相変わらずマルに敵対心を見せますから、最近は少々ドライフードを持って行き、通行税(?)を支払うようにしています、それを食べている間に通してもらうわけです。最近は私たちが来るのを待ち受けているみたい。マルにもあまりフウフウ言わなくなりました。

そんなこんなで、今朝も雨の降らないうちにと、朝6時前に散歩に出かけました。距離は片道たかだか300メートルくらいですけれど、その間の標高差は30メートルを越えていますから結構な坂道です。私も毎日続けていましたし、涼しくなりましたから息も切れずに上れるようになって。私にとってもいいことかも〜〜 てっぺんまで行ったら雨がポツポツと落ちて来ましたので、今日はさっさと引き上げ。マルはちょっと不満そうでしたけれど。