NHKの日曜美術館を見た後、そのまま教育TVを点けっぱなしにしていたら、N響アワーが始まった。演目はマーラーの交響曲第9番。
実を言うと私はマーラーが大嫌いなのだ。
マァ、それでもたまには聴いてみようかとしばらくつけっぱなしにしておいたのだけれど、どうにも耐え切れずに消してしまった。
何だか、内臓がかき回されるような生理的不快感があるんだわ・・・
昔、知り合いに大のマーラー好きがいて、その人が飼っていたスズメ(軒先から転落していたのを拾って手乗りにしたスズメだった・・・)が、彼女に言わせると「マーラーが大好きで、マーラーをかけると一緒に歌うのよ。」と言うことだったが、私にとっては、それは単に不快感に耐えかねて叫んでいるとしか思われず、もっともそんなことはあからさまには口に出せずに、あら、すごいのね、と感心してみせたのだが。
人の好みはそれぞれだからしかたがない。好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと言うだけのことだ。でも、ここまでの不快感を感じさせると言うのはいったいどうしたことなのだろう? 生理的嫌悪感を私に与えるもの、マーラーとゴッホだな・・・ これは双璧だ。ゴッホの絵もマーラーに匹敵するくらい受け付けない。チラッとも見たくないと思うのだからおかしな話ではある。
どちらにも熱狂的なファンが沢山いるだろうに・・・