メジロの幸運

今朝ほど買い物に行って戻ったら、何やら家の中で不穏な気配がしていた。マルがテーブルの上やら棚の上をしきりに駆け回っているのだ。
ひょっとして・・・と見渡したら、案の定、メジロが一羽、天井を飛びまわっている。
あれまぁ、あなたたち、今日はお正月のまだ松の内よ、殺生は慎みなさいよね! と猫を叱り付けるのだが、マルは勿論、翔太までもが興奮状態で所狭しとメジロを追いかけて走り回っている。
さて、このメジロ、どうやって捕まえて逃がしてやろうか? 今度、鳥網でも用意しておかなくっちゃね、などと考えながら、リビングの窓を全部開けて、しかしメジロはすっかり恐れをなして天井近くを飛び回っており、窓が開いていることに一向気づかない。
さて、困った・・・
私もメジロの後を追いかけて、ウロウロ動き回るのだが、惜しむらくはメジロにも猫にもそのスピードの上では追いつかない。(当たりまえかぁ。)
しばらく追い回して、ゼイゼイハァハァ、立ち止まって息をついていたら、なんとメジロが何を考えたのか、突然に私の頭の上に止まった!! しめた! とばかりに私はすり足でそーっとメジロを頭の上に止まらせたままベランダへ〜〜
ベランダへ出た途端に、はっと気づいたのかメジロは一目散に飛び去った。やれやれ・・・ 私は頭の上にウンチを垂れられていないか、と、そっと自分の頭を撫で回しつつ・・・ 正月早々ウンの尽きなんて、縁起でもない! 幸い、これもまた無事でほっ!
まぁ、やっぱりお正月、頭の上に乗ったメジロは何やら幸運の持ち主、私もついでにあやかった気分である。
翔太は、メジロをどこへやった? とばかりに、まだしつこくにゃあにゃあと不満げに鳴いているのだが・・・ しょうがない、抱っこでもしてやろうか・・・