福島の花火

日進市での花火大会で、福島からの花火だけ、打ち上げが中止されたそうだ。
放射能をばら撒く気か?!」という抗議の電話が20件ほど入ったのがその理由らしい。日進市のみならず、他でも同じような理由で「福島の花火」の打ち上げが中止された地域もあると言う。
かたや、TVでは「がんばろう東北」「がんばろう福島」を掲げて、芸能人たちも参加してのイベントが催されたというニュースも流れている。
その対比には、何やら心が寒くなる…
花火の問題は、やはりきちんと検証した方がいいのかもしれない。花火を打ち上げることが放射能をばら撒くことになるということは、私には全く考えられないことなのだけれど、現実そういう抗議をする人が増えているのだとしたら、やはり科学的に検証して打ち消すべきかそうではないのかは、はっきりした方がいい。いや、はっきりすべきだろう。放っておいたら、これに類したことが拡大しながら蔓延する可能性がある。すでに広がっているのかもしれない。かつて、原爆の被害者たちがいわれのない差別にも苦しめられたのと同じような事態にならないとも限らないだろう。
「知らないこと」に関しては、人は臆病にもなるし不安にも駆られ、感情的に振舞ってしまうことはよくあることだ。ならば、知るしかないだろう。知識を増やすしかないのだろう。「学ぶこと」「知識を増やすこと」が「不安」に駆られ、「感情的な振る舞い」に駆られることから自分を解放してくれる唯一の道なのだろうと思っている。