歌舞伎

台風が近づいています。昨日は名古屋が大変なようでした。名古屋には親しくしていただいている伝統工芸関係の作家さんが何人かいらっしゃいますから、心配です。何事もなければいいけれど。こっちの方では、昨日は時折激しく雨が降りましたがそれも長くは続かずに、さほどのことはありませんでした。でもこれから浜松辺りに上陸しそうな気配で、と言うことは台風の東半分に入りますからウチにとっては一番いやなコースを辿っているようで、ちょっと心配… まァ、昨日のうちから雨戸を立てて万全の構えではありますけれど。

で、夕べは静岡市文化会館に歌舞伎観劇に行ってきました。松竹大歌舞伎の地方公演です。演目は歌舞伎舞踊の「雨の五郎」を片岡愛之助義経千本桜の「下市村茶店の場」と「釣瓶鮓屋の場」これは片岡仁左衛門がいがみの権太を演じました。面白かった〜〜
「雨の五郎」は踊り・長唄ともに大好きな演目です。なんてったって勇ましいし、衣装も美しい。さすがに歌舞伎役者さんの踊りは、メリハリが利いていて圧倒されます。仁左衛門のいがみの権太は、悪役ですけれど色気と愛嬌がたっぷりですからワルに豹変する所が際立って、この辺りの変化の見せ方はさすがでした。仁左衛門ならでは、です。
ただねぇ、2階席の一番前だったのだけれど手すりが邪魔で、身を乗り出さないと手すりに一部舞台がさえぎられるし、その上、隣に座った、座席からはみ出しそうな大きなお兄さん… いびきをかいて寝てるの… 体が大きいせいかそのいびきが〜〜 こりゃしょうがないわ。で、幕間に空席を見つけてそちらに避難しちゃいました。 (^^ゞ
よほどお疲れだったのかしら?