何のこっちゃ?

昨日昼過ぎに電話が鳴り、出てみると「焼津のSだけれど、今日、仕事で清水まで出かけるから、帰りに寄らせてもらってもいいかナァ。」
頭に浮かんだS氏は藍染の作家さん。工芸会で顔を合わせれば立ち話でぺちゃくちゃとお喋りくらいはする間柄である。
「あら〜お久しぶりねぇ。どうぞどうぞ、お寄りくださいな。」
電話が切れてから、彼が所属している作家協会での愚痴話でも溜まっちゃったのかな? と。まぁ、愚痴話が溜まったとしても無理のない状況かも〜〜なんて。
で、夕方、玄関のチャイムが鳴った。「お久しぶりよね〜 お元気だった?」などと言いながら玄関を開けると・・・
立っていたのは確かに焼津のS氏なんだけど、藍染作家のS氏ではなく、同姓の木工作家の方のS氏だった・・・ こちらの方のS氏は、顔を合わせれば目礼を交わす程度の間柄であり、別に親しいわけではない。へ?? 何の用だ??
でも、電話で調子よく「お立ち寄りください。」なんていった手前、門前払いも出来ないし「どうぞ上がってください。」と。
部屋に通すと、「旦那さんにお線香をあげさせてもらおうかな。」
「まァ、ご丁寧にありがとうございます。」と、蝋燭に火をつけて・・・ その前に座って、S氏はお線香をあげてからおもむろに「なんみょうほうれんげきょう、なんみょうほうれんげきょう!」と大声で叫び始めた・・・
あ・・・彼、学会員だっけ・・・ ウチ、臨済宗なんですけど・・・(と、これは声には出さなかったけど腹の内で)
で、何の用があったわけでもなかったみたい・・・仏壇製造を生業としているS氏の会社で今度HPを立ち上げたとのこと、でHP制作会社に頼んだら、その制作に200万かかった、とか・・・(ぎょっ!) と、そんな話を立て板に水の如く話し続け・・・ 
結局、末廣寿司で夕飯をご馳走してくださるって・・・
末廣といったらマグロで有名な、清水で一番高いお寿司屋さんだよぉ〜 いつも駐車場には東京ナンバーのベンツが止まっているという・・・ こちとら「川流れのフンドシ」つまり、すぐクイには引っかかる・・・ で、めったに行けるところじゃなしと、のこのこお供してご馳走になっちゃった〜 なんだったんだろう? と、今でも不思議! ま、今週末は私の誕生日だし、ちょっと早い誕生祝を神様が下さったってこと???
世の中、不思議なこともあるもんだ・・・