ブラームス気分

今日は、先週からの朝日カルチャーセンターのカルチャー祭の最終日で、午後3時から撤収作業がありました。丁度その撤収に合わせて家を出る頃には冷たい雨が降り始めて。
撤収作業はすぐに片付いて、取りに来られなかった生徒さんの作品を預かって外に出た頃には雨も本降りでした。
今年の秋はなかなかやってこなかったけれど、来た途端に駆け足で去っていくようです。まだ4時前だと言うのに、ヘッドライトを点けたくなるような薄暗さ・・・ FMラジオを点けると丁度始まったのは、あら、ブラームス? 多分この雰囲気はブラームスだな、今の気分にぴったりだわ。
始まったのはブラームス弦楽四重奏第1番でした。自分の内側に沈み込んでいくような・・・
それが終わってから、無性にブラームスが聞きたくなって、確か車の中にコピーしたCDがあったはずだと探してみると、あったのはウラッハの演奏するクラリネットソナタ、これも大好きな曲ですからそれをかけて。
こんな冷たい雨の日暮れ時には、やはりブラームスが良い。それもチェロかクラリネット。あの諦観に満ちた音色・・・ 何もかも、良いことも悪いことも全てを受け入れるあの音色。