資生堂アートハウス

昨日は陶芸教室で菊川まで出かけるついでに、少し早めに家を出て足を伸ばして、掛川にある資生堂アートハウスへ行って来ました。
12月15日まで、「京都艶艶 京都と現代工藝展と資生堂」という展覧会が開催されていますから。
現代工藝展という、資生堂が1975年から1995年にかけて開催したグループ展に出品され、資生堂が収蔵した作品40点ほどが出展されています。現代工藝展は、その折の出品作家19人の内、13人が人間国宝に認定されたという、企業が支援した工芸美術の展覧会の中ではきわめて高い評価を受けた展覧会だったようです。
今回出展されている作家は志村ふくみ・藤本能道・清水卯一・加守田章二・八木一夫・鈴木治の6人、それぞれが5〜7点ほど、他に富本憲吉の小品が7〜8点展示されておりました。
とても気に入ったのは清水卯一氏の青磁の大鉢でした。
まさか写真を撮るわけには行きませんから、ネットで似た作品を探して見ました。

青磁大鉢(国立近代美術館所蔵)です。清水卯一氏は鉄釉陶器で人間国宝に認定された方ですが、私は青磁の方がずっと好きです。展示された作品は、縁が輪花になっていて、凛然としたたたずまいを見せていました。
http://group.shiseido.co.jp/art-house/
なかなか見ごたえのある展覧会でした。アートハウスも、広々とした芝生に囲まれた素敵な建物です。のんびりと時を過ごすには絶好の環境ですから、お暇な折にお出かけになって見られるといいかも〜
で、その帰り道、菊川に向かって走り出したのですが、折悪しく掛川市は全市を上げてのお祭りの真っ最中で、街中の道は何処も通行止め・・・ 町内名を染め抜いたはっぴを着た若い衆が所狭しと駆け回り・・・ あたしゃ、どっちへ行けばいいのか? まぁ、掛川の街中をグルグルしちゃいましたっけ。