子猫が来た!

しょうちゃんがいなくなって、私、傍目にも落ち込んでいたのかもしれません。先日、陶芸のお稽古に行った時、「ネェサン、持って行ってくれや~」と、子猫を見せられました。

先生の窯場には昔から野良猫が棲みついていて、ノラですから、いつの間にか増えたり減ったりと、それでも常時5~6匹、下手をすると10匹近く… 仕方がないから餌だけはやっているという状態で、増えないように手術しようにも捕まらないのです。親猫も賢いから、捕まえられるくらいの大きさでは決して見せない、見せるようになったころには餌は食べに来ても人間を見るとすごい勢いで逃げていくというありさまが何年も続いていて、私も猫好きですから、教室に行くときには安い猫缶を持って行っていました。「あ! 猫缶のばあちゃんだ!」とばかりに私が行くと何匹かが出迎えてくれる。それでも触らせてはくれない。

ところが、今年の5月ごろに生まれた子猫が3匹、そのうちの1匹だけがどういうわけか触らせる子猫だということなのです。

見たら、2年前のちょうど今頃に死んだマルにそっくりの子猫です。しょうちゃんがいなくなって一ヶ月だというのに、とも思いましたけれど、ま、私もしょうちゃんを失って少々鬱っぽいわけで、かなりためらいもありましてけれど思い切っていただいてきました。以来、1週間足らずですけれど、このところ、子猫の躾で大忙し。ワクチン接種で病院へ連れて行ったり、トイレや爪とぎの場所を覚えさせたり。やっと、ちゃんと覚えてくれました。

f:id:oniko-showchan:20190904064010j:plain

何しろ、私の方が早くあの世へ行く可能性も十分にあるわけですし、場合によってはどこかへもらわれて行かなくてはならないかもしれない猫です。ちゃんといい子に育てないと~~

毎朝、お仏壇の上のしょうちゃんの写真にお線香を立てながら、あなたの代わりよ、守ってやってね、と。名前は「姫」にいたしました。しょうちゃんの写真にまとわりついて、仲良くやっているのかなぁ?

チビのくせにまるでしょうちゃんが乗り移ったみたいな大食いです…それにしても、どうも私は猫とは縁が切れないようで。

f:id:oniko-showchan:20190910204940j:plain

姫としょうちゃん