こもごも

ロシアによるウクライナ侵攻が始まって、あと10日で2ヶ月。その間、こもごもと思う所もあり、何やら失語症気味…

連日マスコミではウクライナの惨状が伝えられていて、何ともやりきれない。何はともあれ、武力による現状変更というのは許されることではない。ウクライナの人々は勿論のこと、ロシアの人々だって悲惨な日々を送っているだろう。やっぱり戦争には勝者も敗者もないわけで、仮にどちらかの国が勝ったところで、戦勝国であろうとその国民は多大な犠牲を払わざるを得ないのだ。夫を失い、子供を失い、日々の平穏な暮らしを失うだけ…

しかし、武力紛争というのはこれだけではない。近い所ではミャンマーだってシリアだってアフリカにだってジョージアだって、時代をさかのぼればアフガン、チェチェンとキリがないくらい沢山あったわけで、その時のマスコミの対応は対岸の火事といった態でチラッとニュースで報じるくらいのものだったような気がする。あくまでも「内戦」だから? でもその悲惨さには変わりはなかったはずだ。

一体この差は何なんだろう? なんでウクライナだけがこのように連日報道されるのか? もっともその報道のせいで支援が集まるわけで、悪いことではないのだけれど。

でも、へそ曲がりの私としては、何やら釈然としないものを嗅ぎつけてしまうよ、と、そんなことを考えてもいる。今の時代だから様々な情報も飛び交って、余計に何が事実で何がフェイクなのかも判然としない。多分、私なんぞには決して垣間見ることもできないような「壮大な思惑」も飛び交っているのだろうな、と。

それにしても「右に倣え」と… 日本という国はいまだに自立できていないんだ…

今年1月に突然亡くなってしまった私の大切な友人のK氏がいたら、こんな話をしてみたかったのに… 

失語症気味の日々の中で見たプライムビデオ。「市民K」と「みかんの丘」いろいろ考えさせられるところがありました。お暇な方は是非どうぞ~