昨日の夕方、ちょっと草取りをしていたら、下の畑のSさんのご主人が、「そこの戸袋の下にアシナガバチの巣ができ始めていますよ。」と声をかけてくださった。
覗いてみると確かに直径5~6センチの巣があり、働きバチが2~3匹、巣作りに励んでいる。あらあら、どうしましょう…
時々軒下なんかにアシナガバチの巣を見つけることがあるけれど、アシナガバチはおとなしいし、触ってしまったりしない限り刺されることもないわけで、それにガの幼虫なんかを食べるということだから、あまり支障がなさそうな場所だとそのまま放置してしまうのだけれど、この場所はすぐそばに物干し台が置いてある。
普段は使っていない物干し台だけれど、時々シーツやらカーテンやらの大物を洗った時に使っている物干し台である。アシナガバチに刺されるのは、洗濯物にハチが止まっていてそれに気づかずに取り込んだりする場合が大半だ。この場所はやっぱりヤバいだろう。かわいそうだけれど、これは駆除するよりほかはない。
で、ネットで「アシナガバチの巣の駆除」を検索してみた。
キンチョールかなんかでもよさそうだ。でも、防護服を着る、とか、防護ネットをかぶるとか、夜間に行う、とか、その際、使う懐中電灯には赤いセロファンをかけるとか…
えぇ~~? そんなに厳重に装備するわけ? スズメバチとは違ってそんなに獰猛なハチじゃないのに~
でも、考えてみたら、極めつけのおてんば娘だった子供のころ、屋根に上ろうとして梯子を掴んだ時にそこに止まっていたアシナガバチに刺されたことがあるし、今度刺されたらアナフィラキシーショックってこともないわけじゃないなぁ。ま、用心に越したことはない。
で、長靴を履いてその上から上下のレインコートを着用。首にはタオル。さて、顔の防護には防護ネット代わりにレンジフードに汚れ除けでかぶせる不織布があったから、それで顔を覆い、と、まぁ、街中なら間違いなく不審者扱いされて警察官が飛んできそうないでたちで暗がりの中、作業開始。
おっかなびっくりキンチョールをかけること2~30秒。ハチが飛び出してくるわけでもなく静かなものである。で、数分待ってから蜂の巣を棒で叩き落し、ビニール袋に収容して終了。
この厳重な格好はいったい何だったんだ? 大汗かいただけだよ。大山鳴動ネズミ1匹って、このことだな… でも、まぁ無事に終わってようございました!