昨日、ヒメは夕方まで外で遊び呆けており、ちっとも帰ってこない。6時ころになってそろそろ夕闇が迫ってくるし、仕方がない、迎えに行こうか。まぁ、すぐ裏が山だし、ヒメにとってみればディズニーランドの隣に住んでいるようなもので、この季節ちょうちょやバッタなんか一杯だから遊び相手には事欠かない。困ったものだ。などとつぶやきながら、山道へ。ヒメ～と呼びながら歩いていると右手の藪の中から「にゃぁ～～～」と声がする。さぁ、出ていらっしゃい、帰るわよ！
尻尾をピンと立てて藪から出てきたヒメと、後になり先になりしながら帰宅。お腹が空いていたヒメはガツガツ食事。その横顔を見ていたら… え？ ちょっとヘンだ… 顎のあたりがぷっくり腫れている。アナタ、どうしたの？ 顎が腫れてるよ。形相が変わってる！ ちょっと見せてごらん。怪我でもしたの？？
で、触ってみるとやはり腫れている。ひっくり返して点検するけれど傷口らしいものは見当たらない。こじ開けて口の中も点検。大丈夫だ、歯も異常はないみたいだし、一体何だろう。食欲もあるし元気は相変わらずだし、だけど腫れているのは確かだし、理由があるはずだ。と、考えているうちに思い当たることが… そういえば今朝の散歩の途中に畑でクマンバチが飛んでいたっけ。追いかけようとするヒメを「それはダメよ、刺されるわよ！」と止めたわけだが。改めて遊びに行って返り討ちにあったか？
大分昔のことだけれど、やっぱりやんちゃな猫を飼っていたことがあり、その猫があろうことかスズメバチを追いかけまわしていて、その時は、ダメよ！ 刺されるわよ！ と、止めて家に連れ帰ったのだけれど、ほどなく再び脱走。夜帰ってきたときには「あんた、誰？？」と言うくらいのお岩さんみたいな顔になっていたっけ。翌日慌てて動物病院へ連れて行って治療をしていただいたけれどやっぱりスズメバチの返り討ちに会っていたらしく、刺された額の真ん中は、その後生涯マッチ棒の頭位のハゲになってたなぁ。お医者様曰く「猫はこういうものには強いから大丈夫ですよ。マムシにかまれても平気なんだから。」 でも、しっかり12.000円も治療費がかかった！ 大丈夫なら大丈夫と先に言えよ～と思ったのを覚えている。 ^^);
その時のことを思い出せば、今回は軽症である。多分、スズメバチではなくてクマンバチだったのだと思う。今朝のヒメは夕べよりは多少腫れも引いて、痛がることもなく食欲もあるし元気いっぱい。コロナのせいで私の財布も風邪気味だし、病院には連れていかなくても大丈夫だろう。いたずらっ子はこうやって痛い目に遭いつつ、賢くなっていくしかないのだ！ もうハチを追いかけまわしたらダメよ！ 学びなさい！！
