花火

昨日、震災5ヶ月を迎えて、被災各地で花火が打ち上げられたというニュースが流れた。東京在住の若者たちが、中止になった東京や神奈川での花火大会に用いられるはずだった花火を、寄付を集めて東北で、との活動の結果だったらしい。
東北各地では、規模を縮小しながらでも祭りも開催されているようだ。
今年は、そういった意味では「祭り」や「花火」が単なる人集めのイベントから、本来の鎮魂のための「祭り」や「花火」の姿に戻った年だったのかも知れない。
ニュースの画面で、涙ぐみながら花火を見上げている人々の姿が印象的だった。失われた命の輝きを見て、鎮魂の祈りを捧げていたのだろうか… 二万人という数では決して括られるはずもない、一人一人、それぞれの極めて個人的な思い出を重ねて…