名誉(?)の負傷

夕べ、外から盛大な猫のケンカする声が聞こえてきた。あれ、マルがいない… マルがケンカしてるのかしら? と慌てて外へ飛び出したのだけれど姿は見えず。
2〜30分してマルが帰ってきた。早速あちらこちらと検査する。この猫は結構気が強いので、いつも怪我は頭か首回りで、その辺りを入念に見たのだけれど傷はない。あんたじゃなかったのね。良かった…
ところが夜になってから… あれま、びっこを引いてるじゃないの。右の後ろ足が地につけられないようだ。げ、後ろ傷かい? こりゃ名誉の負傷じゃないな。負けて逃げる時に噛まれたってわけだ。なさけねぇ〜
ウチの道を挟んだ向かい側に、今にもつぶれそうな板壁の空き家がある。築5〜60年は優に超えていると思われるような、少し傾きかけている空き家だ。その空き家にこのところ子連れのメスの野良猫が棲み付いている。板壁にあいた穴から子猫がちょろちょろと出入りしている。メス猫はマルより一回りは大きな白猫である。
多分、その猫と縄張り争いをしたのだろう。で、「母は強し」とばかりにやられちゃったんだな、きっと〜 オマエは独り者なんだから、無理もない、母には負けるわな…
夕べは、以前に病院からいただいた抗生物質の散剤が冷蔵庫の中に1包だけ残っていたからとりあえずそれを飲ませた。で、今朝になってもまだびっこを引いているから膿んだりすると厄介なので仕方なく病院へ連れて行った。
抗生剤の注射を1本、ちくりと刺され、飲み薬はイザと言う時のためにちょっと余分にください、と、1週間分。これで大丈夫だろう。
お会計は診察代、注射・薬代共に〆て4580円です、って、げ! マルと共にわが財布も名誉(?)の負傷である…
今、マルはこのモニターの裏側で療養中である。ま、寝姿がのんびりしているから、注射が効いて痛みは取れたのだろう。