静岡工芸会30年回顧展

20日まで、静岡市呉服町の静岡銀行呉服町支店の7階にある「しずぎんギャラリー四季」で、静岡工芸会30年回顧展が開催されており、今日、出かけてきました。木工・漆芸の作品展です。

静岡工芸会の発足は昭和57年、私が丁度伝統工芸展に作品を出品し始めた時期で、誘われるままに創立時から何年か所属しておりました。まだ30代のころです。
このたび、静岡工芸会が解散することになったということで、これまでの歩みを、という趣旨での作品展でしたから、懐かしい作品が並んでおりました。
丁度漆芸作家の新井吉雄氏が会場にいらっしゃったので、あら〜何年振りでしょう、と、旧交を温めて戻って来ました。
まぁ、30年、光陰矢のごとしというけれど、全くねぇ。お亡くなりになった方も何人かいらっしゃいましたし、あの頃のことが思い出されて、感慨深いものがありました。30代、40代のまだ血気盛んなころだったんですから、そりゃ色々ありましたしね。
みんなでお酒を酌み交わしながら、作品のこと、ものづくりに対する姿勢のこと、カンカンガクガクとやり合っていたものです。懐かしく思い出されます。
今では、相も変わらず伝統工芸展に出品し続けているのは私だけ?? まぁ、それぞれが年をとったってことでしょうけれど。寂しいものがありました・・・
もっとも、伝統工芸の世界では未だに私なんぞ若手の部類に入ってしまうというのが現状ですから、普通の方よりもご年配の方々とのお付き合いが多いわけで、ひとしお、そういう感慨を覚えざるを得ないのでしょうけれど・・・