熱海の土砂崩れ

やはり長雨で大きな災害が起こりました。熱海での土砂崩れです。130戸の家屋が被害を受け、今のところ死者2名、行方不明者が20人くらいとのことで、いまだ人数は確定できないみたいです。土砂崩れは2㎞流れて海まで達したそうです。

どうも開発時の盛り土部分が最初に崩れたらしいとか、付近のメガソーラーの工事が原因かもしれないとか、いろいろな原因が想定されているようです。

ウチの周りの開発された造成地も盛り土だらけ。奇麗に整った宅地を作るには盛り土で整然と見栄え良く、というのが当たり前なのでしょうが…

削って掘って、境の擁壁を作って埋め戻し、盛り土をして体裁を整えて、あっという間にその上に家が建つ。その有様を見続けていると、長い間に地盤が沈まないのかしら? とも思うのだけれど。特にウチの向かい側なんて、造成時に崖崩れが起きて大騒動だったわけだし(その顛末は2017・10・24のブログに書いてあります)その後10メートル近く埋め戻している。その上にすでに家が2軒立ったわけだし、大丈夫かいな?

ま、この辺りは裏が山と言っても実際は山に続く尾根で、その尾根に沿って、人一人が通れるほどのヒメの散歩道。反対側も斜面になっていてその下は農業用水地ですから、裏に背負っている山の容積はごく少ないわけで、そういった意味では土砂崩れで流される心配は全くないのだけれど。

ここ、清水では昨日からは時折小雨が降る程度ですけれど、まだ現地では断続的に雨が降り続いていて、二次災害の心配もあり救出作業もままならない様子です。

日本という国は平野が少ない国ですから、やはり山の方へ向かって開発が進むわけで、震災後は特に高台が求められているわけだし、もともとの地形を無視した開発はやはり人災を生むこともあるわけだしねぇ。何だか怖い話ではあります。