寿命が縮んだ…

午後2時ころ、ヒメがしきりに外遊びのおねだり。まぁ、しつこいったらありゃしない。とうとう根負けして、どうせ年末までに下水の汚水桝の掃除をしておかなきゃいけないしその間だけ出してやろうか、と。

私が汚水桝の蓋を開けて掃除をしている最中は、周りをチョロチョロと飛び回っていましたが、終わりころになって・・・あら、消えた!

ま、いつものことです。避妊手術も終わって5日目、まぁオス猫に追いかけられることもないだろうし、1時間もすれば帰ってくるわ、と。

ところが4時半になっても帰ってこない。そこでふっと思いついたのです。どこかで術後服が木の枝にでもひっかかっちゃって身動きが取れなくなってるのではないだろうか? と。

で、このところ散歩に連れ出している裏山の道へ行ってみました。ヒメ~ヒメ~と呼びながら、いつも連れて行くあたりまで。いないなぁ。

その道は町内の家に面した道とほぼ平行に通っている道で、山の方にある畑への農道です。昔はハイキングコースとして整備されていたのですが今ではハイキングに行く人もいない人一人が通るのがやっとという道で、反対側は傾斜度が60度くらいはあろうかと言う崖地になっており、その下は農業用水池。その池に向かって倒木やらが倒れ掛かっている… 戻りながらその崖地を覗き込んでみると、かなり朽ち果てた倒木に何かが引っ掛かっている! あれ? ヒメの術後服じゃないの?

手足だけじゃ足りずにお尻も使ってズリズリと急な崖地を降りてみると、やはりヒメの術後服でした。げ~~~ ここから落っこちた? そのままヒメ~ヒメ~と叫びながら水際まで行ったけれどヒメはいない。怪我でもしてどこかへ引きこもっちゃったのかしら? と言っているうちにつるべ落としの秋の陽はどんどん傾いて薄暗くなるし、このままじゃ私も遭難するわ、明日を待つしかないなと、あきらめて崖地をよじ登って家に戻りました。

明日の朝、明るくなるのを待ってもう一度崖地を下って捜索するしかないな、ま、もう子猫じゃないし一晩くらいは大丈夫だろう・・・やっぱりロープが必要かも? なら、明日ホームセンターが開くのを待ってロープを買ってこなくちゃと、PCでホームセンターが何時に開くかと検索しながら、ふと振り返るとなんと椅子の上でヒメがちゃっかりと毛づくろいの真っ最中・・・一時、茫然としちゃいました・・・

アンタ、どこにいたのよ? 私の声が聞こえなかった? 帰ってきたときには黙っていないでニャァとかなんとか挨拶なさい!! なんて、訳の分からないことを叫んでしまいました~

ケガもしていないようだし、手術跡もきれいなもので、やれやれ。

どうせ脱いじゃったのだからと汚れた術後服はすぐに洗濯してアイロンで乾かして、また着せました。もうすぐにこれも着なくてよくなるから、それまでは、アンタ、謹慎蟄居よ!!! 私の寿命が縮んだらアンタだって困るでしょ!!

ヒメの顔を見てからの方がドキドキしちゃっています~^^);

明日は間違いなくあちこち筋肉痛だな・・・