梅伐らぬ馬鹿

我が家は傾斜地に建っていますから、2階部分に玄関があり居住部分は2階。階下はアトリエになっています。で、その2階のリビングから見下ろすと庭とも言えない空き地のような庭に梅やら花桃やらが植わっているわけです。花の季節には上から見下ろす花見… ま、これも面白い。

で、今の時期、見下ろすと梅の木には空に向かって伸びた徒長枝がぼうぼうで… あれま、無粋な。

その梅は八重の紅梅で、八重なのだから実は生らないはずなのにどういうわけか大ぶりの実がなります。今年は2キロくらいの収穫があり、恐る恐る買ってきた梅と混ぜて梅干を漬けたのですが、先日赤紫蘇を入れる時に確かめてみるとまるで南高梅のように皮が薄くて柔らかい漬けあがりで、ちょっとびっくり。来年はちゃんと実がなったらこの梅だけで漬けてみようかと思ったわけで。

で、思い出したのが「桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」ということわざ。

ま、これは相手を見て適切に育てよ、という教えのようなものですけれど、「梅伐らぬ馬鹿」とあるのだから、梅はちゃんと剪定しなさいと言うことでもあるはずです。

で、ネットで調べてみたところ、その年に伸びた徒長枝には花が付かない、従って実もならない、ほっておくと木が痛むとありました。その徒長枝は7~8月に切り戻すんですって、ちょうどいい時期じゃないのと、ここ3日ほど毎日30分程度ですけれど徒長枝を落としています。

脚立に乗っての作業ですから、慎重に~~ で、切った枝は束ねてゴミに出さなくちゃいけませんからあまり一度に沢山切ると嫌になっちゃうし、30~40分が限度かな。

徒長枝の処理は概ね終わって、明日は5束ほどゴミに出し、後はボツボツ込み合った枝を整理して風通しを良くしてやらないと。

ま、素人の剪定ですからこの作業が吉と出るのか凶と出るのかは、来年の話です。

梅の実がちゃんとなるといいけれど。