リハビリ

昨日は強風が吹いていましたが晴天に恵まれ、朝からヒメは外へ行きたいと締め切ったリビングのドアのガラスに鼻をくっつけて矢の催促。気持ちが外へ向かうというのは調子が良くなった証拠かしらん?

勿論まだ3本足でビッコタンビッコタンと歩いている状態なのですが、人間だって若者は長々の自粛生活には耐えられないのですから、ちょっとだけ外の空気を吸わせてやろうかと庭に連れ出しました。

表情が変わるんですよね~ びっくり~~ ちょっと得意げで。

しばらくは庭石の上に陣取って辺りを見回していたのですが、山の方へ行くって…

いやよ、まだ犬が捕まったって情報は入っていないのだからダメよ、と言ってもビッコタンビッコタンと歩き出して、空き地に向かう2メートルほどの傾斜地を上って行くのです。3本足でよく上れるわね~ と、ついて行きながら声をかけると、振り向いていかにも「猫ですから!」という顔をする。「あはは、そうだよね~猫だもんね!」

空き地に出ると、10メートルくらい進んだところで藪の中に分け入ってそこで昼寝?

萌えだしたばかりの草の敷布団、頭の上には枯れて倒れかかったススキの屋根かぁ。そこなら見つからないしいいねぇ。私もすぐそばの草の生えていない所を選んでしゃがみこんで、しばらくボーーっとあたりを眺めて。

濃い青に染めつくされた空に突き出した楠の枝が強い風にあおられて大きく揺れています。そのたびにざわざわと音が響いて、でも擁壁を背にした私たちのいる辺りまでは風は届いてきません。ちょっと斑に雪を被った富士山が青空に突き出しているのを眺めたり。ほんの10分くらいでしたけれど、今日はこれでおしまいよ。

午後から公民館の講座に行かなくてはなりませんし、その準備もあるし、で、抱き上げて戻ってきました。それでもヒメは少し満足したみたいです。

さて、今日はオフ。お天気も良さそうだし、今日もリハビリ兼ねて空地へ連れ出しましょうか。少し藪の中で昼寝をさせながら、その間に私もちょっと歩いてきます。