うっかり…

一昨日の夜、正確に言えば昨日の午前0時過ぎ、目が覚めてトイレに行った時、ついうっかりリビングのドアを閉め忘れて戻ってそのまま寝てしまったらしい。5時過ぎに起きた時、あろうことか野良猫のふくちゃんとグレコ、しまちゃんまでがリビングで寝ていた! ふくちゃんなんか、畳んで積み上げた私の服に抱き着くようにして寝ている… げっ!

アンタたち、何しているのよ! と叫んだ私の声にびっくりして、3匹ともひっくり返るように逃げたのだが… ヒメがいない! ヒメを目の敵にしている天敵ふくちゃんが侵入してきたのだから追い出されたのか、それともリビングのドアが開いているのを良いことに夜遊びに出かけたのか?

まぁ、幸いなことにさほど冷える夜だったわけでもなく風もなかったから風邪っぴきになる心配はないとしても、さて、追い出されたのか自発的に出て行ったのか… その辺りは不明である。

野良どもは、やはりどこかしら疚しさがあったのか餌をねだりに戻ってくる気配もなく、朝の5時ではまだ外は暗い。今からヒメを探しに出て行ったところでしょうがない、明るくなるのを待とうか。

で、7時、明るくなったからヒメを探しに出かけて、いつもいる辺りをヒメ~、ヒメ~と呼びながら歩いてみたが返事はない。呼び声が聞こえないのか、まだ帰る気がなく無視しているのか? ま、いいや、子猫じゃあるまいし、身の処し方くらいは充分心得ているはずだ。帰りたいときには帰ってくるだろう。その後の昼過ぎにやはり迎えに行ってみたけれど出てくる気配はない。ご飯も食べずに何しているんだ?

で、夕方になったわけだけれど、まだ帰ってくる気配はない。野良たちも謹慎蟄居してるのか、餌をねだりに来ない。やっぱりかなり疚しいんだ? と思いつつも野良もお腹が空いているだろうな、とちょっと心配してみたり、私ってつくづく馬鹿だなぁ…

仕方がないから夕方5時ごろ、もう一度迎えに行ってみた。

ヒメ~と呼ぶと、間髪を入れずといった態で藪の中からニャ~~と大声をあげてヒメが飛び出してきた。

何? あなた、迎えに来る私を待っていたわけ? 2回も探しに来たのに気が付かなかったの? それとも無視したの? などとブツブツ文句を言いながら連れ帰り。

ヒメはガツガツと餌を食べ、食べ終わるとサッサと私のベッドに飛び乗って、寝る~!

その頃に、見計らったように野良どもも餌をねだりにやって来た。

 

そんな風に「うっかり」が尾を引いて、気分的には猫たちに振り回された一日がやっと終わったのである。